教会歴史
【ダイジェスト版】隠されてきた真の教会歴史 – 主の回復とは?-
宗派の変遷の背後にある、神が教会を回復し続けてこられた歴史を考えます。
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BIBLE COLUMN · 10 ARTICLES
「キリストの教会歴史を知りたい」と思ったあなたへ。
わたしたちが学ぶ教会史といえば、「ローマ・カトリックの成立」「宗教改革」「プロテスタントの発展」などが思い浮かびます。しかし、それらの出来事の背後には、もっと深い霊的な視点 があります。真の教会歴史とは、単なる宗派の変遷ではなく、神が堕落した教会を回復し続けている歴史なのです。 これを「主の回復」と呼びます。
「回復」とは、失われたものを取り戻し、元の正常な状態に戻すことを意味します。では、教会は何を失ったのでしょうか?それは 神が本来望まれた教会の姿 です。
初代教会は聖霊によって生み出され、キリストのからだとして機能していました。しかし、歴史が進むにつれ、人間の考え、伝統、権力が入り込み、教会は徐々に神の御心から逸れてしまいました。表面的には繁栄しているように見えても、本質を失ってしまったのです。これが 教会の堕落 です。
しかし、神はこのままにはされませんでした。ある時代には個人を、またある時代にはグループを用いて、少しずつ失われたものを回復してこられました。この回復の働きは単なる過去の出来事ではなく、今も続いている神の働き なのです。
では、神は今、何をされているのでしょうか?もしあなたが 「神の現在の働きを知りたい」 と思うなら、まず教会の歴史を正しく知ることが必要です。
教会歴史を学ぶことは、単なる知識の習得ではありません。それは、神の御心がどのように進められてきたのかを理解し、今の時代において私たちがどこに立っているのかを知ること です。
あなたが「教会歴史を知りたい」と思ったのは、もしかすると、こういった疑問を持ったからではないでしょうか?
これらの問いに答えるために、「神の回復の視点から見た教会の歴史」 を詳しくたどっていきましょう。

教会が堕落し始めたのは、ペンテコステの日に教会が誕生した後、30年足らずのことでした。
主イエスは、十字架で人類の罪の贖いを完成し、復活して弟子たちにご自身を「聖なる息」として吹き込みました(ヨハネ20:22)。そして、ペンテコステの日に聖霊が降り、エルサレムにおいて地上に初めて教会が誕生しました(使徒1:8-14、使徒2:42-47)。
神は使徒たちを遣わし、教会を建造する働きを行われました。使徒ペテロの務めを通して福音はユダヤ人に広がり、使徒パウロの務めを通じて福音は異邦人世界に広がりました。この務めにより教会は全世界へと拡大しました。
しかし、教会はペンテコステの日から30年余りで、異なる教えや異端の侵入に直面しました。それにより、教会は腐敗し、堕落へと落ち込みました。

教会は約1000年の年月をかけて堕落し続け、教会が誕生した当初にあったものを完全に失いました。
476年に西ローマ帝国が崩壊し、中世の時代が始まります。この時代は「暗黒時代」とも呼ばれ、聖書は一般の民から閉ざされ、神の言葉の光が封じられました。
ローマ・カトリック教会が権力を持ち、神の意図から逸脱した形で宗教的権威を振るいました。初代教会にあった霊的生命は失われました。
この教会の堕落による暗黒時代は約1000年間続きました。この暗黒とは、神の回復の働きがなかったということです。

神が回復の働きを開始されたのは、マルティン・ルターによる宗教改革によってでした。
教会歴史を辿れば、主の回復の始まりは宗教改革に行き着きます。それは今から500年前の出来事です。
1517年、ルターは「95カ条の論題」を発表し、カトリック教会の堕落や贖宥状(免罪符)の乱用を批判しました。これが宗教改革の始まりです。
ルターは「聖書のみ(Sola Scriptura)」「信仰のみ(Sola Fide)」という原則を掲げ、神と人との関係において教会や聖職者を介する必要がないことを強調しました。

ルターの宗教改革以来、神は主にヨーロッパで、あらゆる人々を用いて、主の回復の働きを行われました。
敬虔主義(Pietism)は、17世紀後半から18世紀にかけて、ドイツを中心に展開された宗教改革後の運動であり、形式的な信仰に対する反発から生まれました。
奥義派(Mystics)とは、神との親密な交わりやキリストの内なる命の経験を強調した人たちです。彼らは、外面的な儀式や教義よりも、内面的で霊的な体験を重視しました。
メソジスト運動(Methodism)は、18世紀にイギリスで始まり、後に世界中に広がったプロテスタントの運動です。

18世紀において主は、正当な教会生活の実行を開始しました。ドイツのザクセンに住むツィンツェンドルフという名の信者を用いられました。
ニコラウス・ルートヴィヒ・フォン・ジンゼンドルフ伯爵は、18世紀のモラビア兄弟団の指導者であり、彼の影響で教会生活の一部の回復が進みました。

19世紀に神はイギリスにおいて、大きな回復の働きを行われました。神はこの時代に多くの聖書の真理を回復しました。
ブレザレン運動は、19世紀初頭にジョン・ネルソン・ダービーなどによって始まりました。この運動は、教派による分裂を避け、初代教会のシンプルな形での集会を目指しました。
この運動は、今日の福音派神学に多大な影響を与えています。真理の回復の90%はブラザレン運動によってもたらされたと言われています。


20世紀に入ると、「キリストを命として経験する」ことが、さらに深く追求されるようになりました。
マーレーは、キリストに全く依存する生活と祈りの重要性を強調しました。彼の多くの著書は、信者が日常生活の中でキリストを命として経験するための実践的な教えを説きました。
ペンルイスは、十字架の経験と霊的戦いに焦点を当てました。彼女は、信者が自己を否定し、霊的な戦いに勝利するためには、十字架を深く経験する必要があると説きました。
スパークスは、キリストの命の働きを通じて信者が霊的に成長し、教会が建造されることを教えました。彼の教えは、キリストの豊かさを経験することに重点を置いています。


主の回復の働きは、異邦の地である中国に行かざる得なくなりました。なぜなら、ヨーロッパとアメリカにおけるキリスト教会の混乱した状況において、主には回復の働きをする道がなかったからです。主は中国において、さらなる回復の働きを行われました。
ウォッチマン・ニーは、中国で初代教会の純粋な教えと教会生活の回復を追求しました。
ウォッチマン・ニーは地方教会のビジョンを受け、各都市ごとに「地方教会」を設立し、その地域の信者が一つの教会として集まる、地方教会の真理を回復しました。
ウォッチマン・ニーの働きを引き継いだウィットネス・リーは、ウォッチマン・ニーの教えを台湾、そしてアメリカをはじめとする世界各地に拡大しました。リーは「地方教会」を確立し、神のエコノミーの啓示をさらに発展させました。
ウィットネス・リーは、ウォッチマン・ニーの地方教会の真理を引き継ぎ、正当な教会生活、クリスチャン生活の真理を確立しました。
現在の主の回復は、次の三つの要素を軸に進んでいます。
それは、すべてのすべてであるキリストの回復、キリストのからだの一の回復、そしてキリストのからだのすべての肢体の機能の回復です。
これらは、キリストの豊かさを享受することを通して、信者たちが正当な教会生活を送り、キリストの花嫁を整え、主の来臨を迎えるための準備の歩みです。
すべてのすべてであるキリストの回復とは、信者たちが日常生活の中でキリストを命として享受し、キリストをすべてとする生活を回復することを意味します。
これは、教義や形式にとどまらず、キリストが私たちの内側で実際に働かれることを経験することです。
キリストのからだの一の回復は、教会が地域ごとの地方教会の立場で一致し、すべての信者が分け隔てなく一つになることを目指すものです。
キリストのからだの肢体の機能の回復とは、教会においてすべての信者が霊的な機能を発揮し、からだ全体が建て上げられることを指します。
これは、牧師や特定の指導者だけが奉仕するのではなく、全ての信者が神聖な命を分かち合い、互いに仕えることを意味します。
現在の主の回復ついて詳しく知る
私たちは、主の回復の中で、キリストの計り知れない豊富を享受し、その命を通じて教会生活を実践する者たちです。
私たちの目標は、伝統や習慣に縛られることなく、神の当初の意図に従った教会生活を回復することです。
わたしたちは、地方の立場に立つ教会を実行しながら、神の純粋な言葉に基づいて教会生活を進める使命を与えられています。

キリストはただ一つの教会を建てられました。しかし、今日のキリスト教会を見ると、無数の宗派や教派が存在し、それぞれ異なる教えや伝統を持っています。では、なぜ教会はここまで分裂してしまったのでしょうか?
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